Mimi&Associates ミミと愉快な仲間たち

東京→札幌→大阪→東京 度重なる転勤の末に得たものとは…幼稚園受験、小学校受験、中学受験を経て現在の様子等を交えて、役に立った事等を綴って参りたいと思います。

さとえ学園小学校~AIが進化する時代、子供にはどんな力が要求されるのか?

 

※この記事は、2017年5月の記事のリライトです。
 

 

1.さとえ=栄東

 
2017年5月某日
 
 
この日は、さとえ学園(栄東中学・高等学校)という、埼玉県では有名な進学校(昨年は、東大15人、慶應89人、国立私立医学部55人等を合格させたそうです)の小学校の校長先生のお話しを聴きに都内某所まで仲良しのママと行ってきましたshokopon
 
ここだけの話、進学率はすごいとは思うけど、全然家から遠くて通えないのもあり、名前以外の事は知らなかったのですが、お話の内容が大変良かったので、ご紹介させてくださいキラキラ
 

2.校長先生が魅力的!!

 

下平孝富先生は、銀行員をしていらっしゃいましたが、バブル崩壊の頃に教育業界に転職をして、2013年からさとえの校長先生になったとの事でした決意
 
講演会の題名
「21世紀に必要とされる力をどのように養成するのか?」
 
まずは、さとえ学園小学校の教育理念・方針から、ご説明がありました。
 

 

建学の精神は「人間是宝

 

人間は誰もが素晴らしい資質を持った宝の原石である。

子供達、それぞれの才能を探して、根気よく磨いていくのが我々の役目。

 

我々は、子供を見る目に気を付けなければならない。

 

小学校に上がると、たくさんの子供がいるので、毎日誰かしら、なにかしでかすもの。

 

何かやらかしても、それだけで色眼鏡で、悪い子と決めつけて見てはいけない。

 

そして、今日、やるべきことは、しっかりやる。

例えば、宿題を忘れたら、ご家庭にご一報を入れてから、宿題を終えてから帰ってもらっています。

との事でした拍手

 

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3.AIが進化する時代、子供にはどんな力が要求されるのか?

 

ここからが、本題です。

 

 

AI(人工知能)が進化する時代
 
人間は、主体性を持たなければいけない。
 
※ 子供にはどんな力が要求されるのか?
 
知識の習得、活用、意欲、共同作業
 
※21世紀必要とされる人材
 
未知の事柄を解決できる力と気力。
 
チームで協力できるコミュニケーション力。(一人で出来る事はほんの僅か)
 
自分の意見を持ち表現し伝えられる。(日本人が海外に出て、一番劣っている部分)
 
英語を自在に操れる。
 

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4.国際社会に生きる、心豊かな子どもの育成!

 
さとえでは、使える英語を文化として学ぶ(例えば、ハロウィンでは低学年は英語の紙芝居を生徒が作ったり、6年生はクッキーを焼いたり、先生も生徒も仮装してパーティをするそうです。)
English as a  foreign language
(英語以外の言語が広く使用されている環境における第二言語としての英語)

 

小1~ネイティブの先生1人と日本人の先生1人が全て英国で担当し、正課では帰国子女やインターの子と、それ以外の子を分けたクラス編成で、アフタースクールの学習プログラムでは、一人一人にあったレベルの英語を学習出来るそうです。
英語の本だけの図書館有り。
 
面白い!やってみたい!と思った事を追及していけば、もっと学びが楽しくなるでしょう!?
 
このような行事も、生徒の力を身に付ける為の取り組みのようです。
 

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5. 21世紀、輝きながらたくましく生き抜く人材を育てたい!

 
体験は思考や実践の出発点!
 
豊富な知識が無ければ、議論もディスカッションも始まらない。
 
体験する(まずは、やってみないと分からない)→学ぶ楽しさを知る→知識の引き出しを増やす
 
小学校では、各分野の基礎概念理解を徹底的に行う。
 
※はぐくみたい心とは?
 
考え工夫する心
思いやりの心
感謝の心
強い身体とたくましい心
 
この4つを兼ね備えた、優先して他人の為に、自分の力を使える人、21世紀を気迫を持って生きぬく人になってほしいキラキラ。
 
今日、ここにいらっしゃっている保護者のお子様方には、健康で社会性(マナー)、安定した情緒(生活、親子関係)、先生の話を良く聞き理解する子供になってほしいとの言葉で締めくくられました感謝
 
 

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6.私の個人的な感想。

 
下平校長先生の温かいお人柄が、お話の随所に感じられました✨
 
例えば、子どもたち一人ひとりの現状を把握したいと思っていらっしゃる事や、全員が栄東に進学出来る訳ではないのですが、それぞれが一番良い進学先に行けるように、私達も常に努力していますと言ったお話をされていました。
 
校長先生として、幼児教室に出向いたり、学校説明会等で講演等激務の傍ら、学校では子供たち一人一人と真剣に向き合ってくださる情熱を持った先生だと感じました。
 
共感できるお話しばかりで、もっと聴きたかったと思いました。 
 
 
勝手な印象なのですが、さとえは京都の進学校、洛南高校附属小学校に似ているのかなとも感じました。
 
※大阪に住んでいた時に唯一、息子が年少の時に学校説明会に参加出来た学校が洛南高校附属小学校でした。
 
宿題が毎日ある点や、アフタースクールが充実している点。(さとえプログラムと洛南タイム)
 
さとえの複合型教育と洛南高校附属小学校のカリキュラムも体験型のものが多く(余談ですが、さとえは学校の中に水族館やプラネタリウムがあるそうですイルカキラリ顔文字)。
 
田んぼでの稲刈りや、学校で預かって育てたウミガメを小笠原に返しに行く校外学習等、自分ではしてあげられない事を学校でしてくれるところにも魅力を感じました。
 
最終的に東大、京大、医学部等を目指している点も似ていると感じました。
 
でも、洛南高校附属小学校に入る方が圧倒的に難しいと思います💦
 
 
埼玉県に住んでいたら、もっともっと魅力的に感じていたのは間違いないです!
 
自分からは、家から遠い学校の講演は絶対に行かないと思うので、誘ってくださったお友達、どうもありがとうございましたスマイルアリガトウ
  

お話を聴いた後、私はむくむくとやる気が沸いてきて、親子で協力して勉強も運動も遊びも、楽しみながら取り組もうと決めましたあんぱんまん

 

下平校長先生、為になる講演を聴かせていただき、ありがとうございました感謝

 

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