1.遺伝が9割の世界で大学受験をどう乗り越えるか?
親からの指紋のパターンは91パーセントの遺伝率、身長は95パーセント、体重の遺伝率は90パーセント以上だということはわかっています。
IQの遺伝率は51パーセント
9歳の時点の成績遺伝率
国語(英語)67パーセント
算数72パーセント
しかし、親の学歴が低いから終わったという事にはならないんですよ。
A(良い)B(普通)C(良くない)の知能があったとして、
父知能→A
母知能→A
だと、子供はAの能力になると思いきや、なんと…C寄りになるそうです。
なので自分終わったとか思わないでほしいとの事。
【ポリジェニックスコア】簡単に述べると遺伝子の変異に関するスコア
「こういう遺伝子変異があると表現型にこれくらいの影響がありそう」を示した数値。
本来は病気の発症リスク等に用いられてきたが2016年頃から知能に関する研究が急速に進んでいる。
「学歴ポリジェニックスコア」 アメリカの行動遺伝学者キャサリン・ハーデンという人の研究によると研究対象となったのは、1994年、1995年から4年間、アメリカの高校に在学していたヨーロッパ系の生徒3635人。アメリカの高校では難易度によって数学のコースが分かれているのですが、ハーデンらは学歴に関するポリジェニックスコアが最終的な学歴にどう関係しているのかを調べました。
学歴スコアが高い生徒は、どんな学校にいても優秀
9年生(日本の中学3年生に相当)の時点で、学歴ポリジェニックスコアが高い生徒ほど難易度の高い数学コースから始めており、高校卒業後にはカレッジ、さらには大学院に進みます。
途中で脱落する人もあまりいません。
これに対して、学歴ポリジェニックスコアが低い生徒は、9年生時点で難易度の低いコースから始めて、途中で脱落することが多くなります。
一番下のグレードから始めた生徒で、最終的な学歴がカレッジ以上の生徒はいません。
これは私もさすがに怖い研究結果だと感じました。ポリジェニックスコアの高い生徒はどんな学校でも優秀だけれど、スコアが平均あるいは低い生徒に関しては学校の良し悪しが関係してくるということです。
でも、一方でこのような研究結果も公表されています。
デイル&クーガーの研究によると、ハーバード大学に進学した人と進学できる頭脳があるけど進学しなかった人を比較すると、生涯賃金に差はなかったそうです。
国語とか社会をやっているときは普通なのですが、物理を勉強しているときはワクワクするなとか、異常な興味を示すとかあると思うのです。
慶應大学教授の安藤寿康先生が「やってみたい」「好き」「得意」「できそう」が能力の手がかりだと仰っています。
続けられることが能力の一部だとも仰っています。
かつ、安藤先生が「環境が大事」と仰っていて、たとえばヴァイオリンを習っていたとしても、教え方が下手な先生に習っていても才能が発現できないとの事。
受験勉強に関しても自分の環境にあった勉強方法をしないとだめだとコバショーさんは言っていました。
コバショーさんは「自分の中にある能力を見つけてあげることが一番大事で、自分がやりたい事を頑張ってみることこそが、合格・不合格よりも大事なのでは」との事でした。
中橋さん曰く「何か自分の能力(勉強以外の事で部活をがんばっていたり、音楽の才能があって努力して能力を高めていたり)を持っている人は社会に出た時に必ず評価をされる」との事。
遺伝の研究というのは統計的にはこうだよねとしか言えなくて、自分に良い環境を見つけて勉強していく事こそが大事との結論でした。
2.まとめ
今回の動画は、大学受験だけではなく中学受験にも当てはまる内容だったと思います。
どんなに、親の頭が良くても子供の学習する意欲がなかったり環境が悪ければ、学力は伸びないとこの動画を見て感じました。
また、どんな事でもやってみないと向き不向きは分からないので、まずはやってみて、子供自身がワクワクできる事、得意な事を見つけてあげる手助けを親はしなければいけないと思いました。
3.昨日の出来事(附属小から内部進学→退学→高校受験の話等)
昨日、3年ぶりくらいに息子と同じ小学校→内部進学し附属中学→途中で退学して公立中学へお出になった方(次男君)のお母様とお会いできたのですが、なんと長男君の時の渋幕とか他の受験された学校の過去問のお土産をいっぱいくださいました
そして、進学先をお聞きしたところ、詳しくはかけないのですが、とんでもない進学校に合格されていた事が判明して、いろいろと為になるお話しをお聞きする事ができました。
まず、はじめは内部進学して中学は卒業して他を受験しようとしたところ、学校からは推薦状等はいっさい出せないと言われたそうです。
その為、ご自分から退学して公立中学に転校したそうです。
その方が堂々と受験出来て気が楽とも仰っていました。
小学生の時からサピックスでは良いクラスだったのですが、突然体調不良になり中学受験を断念したのですが、体調が戻ってからは内部進学では物足りなかったのでしょうね。
中学でもYサピックスに通い見事、毎年国公立大に200名以上、医学部に90名以上合格者を出している超進学校に合格出来たとお聞き出来て私も嬉しかったです。
この方からは、長男君の時の中学受験の併願校の組み方等を細かくお聞き出来たので、とても参考になりました。
とは言っても、1月に首都模試偏差値75の学校(サピックス偏差値だと50かなり後半)を受かったので、その後の出願していた3つの学校を全部受けないで2月1日の本命校の受験のみに集中できたというαクラス~アルファベットかなり上位の子向けのアドバイスでした。
まあ、でもその学校は自由な校風が売りなのでお母様としては不安で、お母様は他の学校も受けてほしかったそうです。お父様が偏差値しか見ない人なので、そこで良いと言ってきかなかったそうです。
1月校の受験が一校だけで済んだので、入学金を次々払い込みする事は無く、数十万円の損で済んだとの事でした。
最初に偏差値高めの学校をおさえで1校合格してキープしておく事で、気が楽になって本番校の受験で緊張しすぎなくてよかったそうです。
参考になりました。
それからお母様の意見では、サピックスオープン6年生の時点で合格可能性が20パーセントの学校なんて0パーに近いかもしれないので、受けない方がいいよとの事でした。
先日の東邦大東邦の学校説明会とは真逆の意見ですが、私もお母様の意見に賛成です。
以上、私の備忘録でした。
皆様の参考になれば幸いです
今日は、学校の行事でこれから私も行ってきます🏃♀️
皆様も良い一日をお過ごしください😊✨
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