1.組み分けテストとは
SAPIX(サピックス)の組み分けテストは、年3回、1月・3月・7月の土・日・祝日に実施されます。外部からの入塾テストも兼ねた、出題範囲の決まっていない公開型のテストです
組み分けテストは、マンスリーテストと異なり、昇降の幅に制限がありません
組み分けテストの結果が悪いと、上位クラスから下位クラスに一気に落ちてしまうこともありえます
実際に、マンスリーテストで少しずつクラスが上がったのに、組み分けテストでクラスが最上位から3コースも下がってしまったお友達がいたと聞き、びっくりした事があります
出題範囲が狭いマンスリー確認テストでは何とかなっても、範囲の広い組み分けテストになると点数が取れないというお子さんも少なからずいるとの事でした
今回は、どのような勉強をしたら良いのか、真剣に考えてみたいと思います
2.その前に
ちょっとだけ、愚痴らせてください
先日の組み分けテストの速報を見て、1つクラスは上がったのですが…、何この点数?
未だかつてこんな点数見た事がなかったからショックでした
※サピに入って初めての組み分けテストでしたが、マンスリーとは全然違って、特に算数が現時点での思考力そのものを問う様な実力テストでした
今週は、また復習テストですが、だめだったところを重点的に復習してテストに臨みたいです
3.根本的に理解しているのかを確かめる
マンスリーテストは、出題範囲が狭いので、丸覚えでなんとかなってしまうのかもしれませんが、出題範囲の決まっていない組み分けテストでは、そのやり方は通用しません
デイリーサピックス、基礎力トレーニングの間違えていた箇所、怪しかった箇所を中心に、問題の考え方・解き方を理解しているか、本人に説明させるという方法が良いのかなと思いました
それから、苦手単元の穴埋めをデイリーサピックスで足らない分は、別途問題集(きらめき算数脳等)で補強が必要だと感じました
サピックス生の親御さんなら、だれでも思いつく対策方法しか書けなくて申し訳ないのですが、これしかないのかなと思い書きました
4.新3年生、新学年保護者会がありました!
以下、忘備録として記載させてください
2年生と比較して、一番の変化としては、国語・算数の2教科から、3年生になると国語・算数・理科・社会の4教科に増える事です
1・3週目
国語 60分長文読解(デイリーサピックス)
文章と問題の冊子で分かれる。
授業では重要な3問を解く
20分 漢字(チャレンジサピックス)3年生から追加された教材で、文法項目等を中心に言葉の知識を増やし、その理解度を高めます。
身近で良く使われてる表現に興味を持ち、実際に自分で使えるように練習することで、記述力の幅を広げられる構成となっています。
3年生になると新たに、照れくさい、腹が立つ、反発する、張り切る、羨ましく思う、意気込む。
この様な気持ちが出てくるので、どんな気持ちか考えてほしい。
1つの問いに対して、一つの気持ちとは限らない。
例)恥ずかしいけれども、うれしく思う等。
3年生の国語では、登場人物の気持ちが複雑になり、なかなか答えにたどり着けない。主人公以外の気持ちを答える問題も増える。
季節の行事を親子の会話で話題に出してほしい。
旬を感じてほしい。
先生が先日授業の初めに「今日は冬至です。」と言ったところ、冬至の意味を理解している子がクラスの中に一人しかいなかったそうです
私も冬至と聞いて「ゆず湯?」くらいしか思いつかなったので調べたところ、一年のうちで昼の時間が一番短い日を冬至というのだそうです。
勉強になりました
20分 社会
ソシオ・スコープ(デイリーサピックス)というテキストを使います。
3年生の社会では、1年間をかけて日本を一周します。
日本には、様々な地形・気候があり、様々な産業や暮らしがあります。
そうした地域を旅しながら、「どうしてなんだろう?」「なぜなんだろう?」という疑問をたくさん持つことが授業の目的です。
学習を通して「社会を見る目」を養ってほしいと思います。
旅行に行く際には、地図を見る。野菜の産地や、行く場所の名産品を調べてほしいとの事でした。
2・4週目
算数
60分 デイリーサピックス
20分 チャレンジサピックス
デイリーサピックスと新たにチャレンジサピックスという教材を授業で使用します。
どちらも、後半や裏面に家庭学習ページが付いていますとの事でした。
復習は、子どもの記憶が新しいうちに、家でもう一度考える習慣をつけてください。
間違えても否定しないで、子どもが考えている時は、口出しせずにじっくり考えさせてあげてくださいとの事でした。
基礎力トレーニングは、問題がどんどん複雑になっていくため、専用のノートを使用してください。
授業のあった日には、必ず子どもに「今日はどんな授業だった?」と質問してみてくださいとの事でした。
先生から、復習するべき箇所を指摘された場合は、家で解きなおしをする。
※親が考え方を最初から全て教えないで、ヒントを与え子ども自身が答えを出せるように導いてくださいとの事でした。
文章題は、図や表をしっかりと書いてください。
立方体の展開図は、工作用紙で実際に家でお子様と作って組み立ててみてください。
40分 理科
サイエンスウォッチ(デイリーサピックス)
身の回りの事に興味を持ってほしい。
まずは、講師が実験をするのを見る。
講師の発問を聞いて、自分の考えをまとめる。
自分の考えを発表し、お友達の発表も聞き、別の意見もあると言う事に気づいてほしい。
高度な思考力を必要とする問題もあるので、じっくりと考えてください。
理科の家庭学習
1.テキストの写真・図を見る。
こどもに質問すること。
「どのような内容だったのか?」
「どうしてこうなるの?」
2.「今日のまとめ」を読む。
テーマ1~2で取り扱った内容をまとめていきます。
3.「確認問題」を解く。
テーマで扱った内容を理解しているか問題を通して確認する。
「挑戦」は発展的な内容となっているので余力があったら取り組む。
4.「コラム」を読む。
関連性の高い事柄について述べています。
どこが関係しているのか考えながら読んでください。
5.「おうちでためしてみよう」に取り組む。
親子で取り組んでみてください。
家庭学習のやり方
1.音読(国語)
2.長文問題の解きなおしをする(後ろのページに同じ問題があるので、そちらを使う)
3.家庭学習ページをする。
試験対策としては、計算・漢字が第一。
学習の計画は子供と立てる。
子どもは1つの事しか出来ない。
自分で決めさせて守らせる。
テストの結果が良くなかったとしても、子どもの前でがっかりしない。
家庭学習は、空いた時間にするのでは無く、決めた時間に親子で取り組む。
親が、計算トレーニングの答え合わせをすぐに出来ない時にはしない。
親子がお互いに集中して勉強に取り組める時間にする。
守れそうな約束を子どもとして、お互いに約束を守る。
※組み分けテストの後などに、親子でのトラブルが時々見受けられるとの事でした。
例えば、組み分けテストでクラスがいくつ下がったら、サピックスを辞めてもらうよと親が言っていたとか、一番上のクラスに上がったらグアムに連れていってくれると父が言ったのにまだ連れて行ってもらっていない等。
5.まとめ
メモを取りとめもなく書いて、読みにくくて申し訳ございませんでした
保護者会のメモを改めてブログに打ち直して気が付いた事があります。
どの科目でも、家庭学習では、親は聞き役に徹する事なんだという事です
子どもが、先生が授業中にこんな事言っていたとか、クラスメイトの発表はこうだった等話をしてくれたら、どんな授業だったのか、子どもはどこが分からなかったのかが大体分かるのではと思いました
サピのお友達では、早くも家庭学習はプリバートや家庭教師に丸投げといったお家もあるのですが、私は自力で頑張ります
というか、私が何かするというよりも、意外とサピックスの授業や問題が面白いと息子が言っているのと、サピックス反対派会長だった主人が、いつの間にか(おそらくサピックスエコまつりの影響で)サピックスの授業や教材が大好きになっているので、まるでゲームでもしているかの様に夢中になって、算数に関してはほぼ男同士で勝手に進めてくれています
主人が、出張でいない時と平日は私が見ています。
男の子ってちょっと褒めたら、パブロフの犬みたいに反射的に勉強するようになっているから不思議ですよね
息子が作った立方体の展開図
1つ足りないのは学校に持って行って誰かに見せるんだそうです
百円ショップのワッツやセリアで工作用紙は売られていたので、良かったら皆様も親子でいろいろと作って遊んでみてください