1.【覚悟】中学受験をするなら知っておくべき5つの真実
3人に1人
これ、中学受験において第1志望校に合格できる大体の割合のイメージです。
うちの子、学校のテストいいから中学受験させてみようかな?なんて考えている方がいたら…私に10分だけお時間をください。
昨今、中学受験熱が益々高まっています。
ただ、中学受験に向かうためには、最低限の知識と覚悟が必要なんです。
中学受験の道に進むって社会人が独立してフリーランスとしてやっていくくらいの準備と覚悟が必要なんです。
起業やフリーランスで成功するためには、本人の努力だけでなくて性格的な向き不向きや運もかかわってきますよね。
中学受験もそれと似たような要素があるんです。
中学受験をするなら知っておくべき真実を5つに絞ってお伝えします。
1.想定よりもお金がかかるという事です。
「二月の勝者」の主人公が冒頭で「君たちが合格できたのは父親の経済力そして、母親の狂気」という有名なセリフがあります。
これ、否定できない事実です。
大手進学塾、小2から小6の月謝の目安は学年かける1万円程度です。
塾は通常月の月謝だけではなく、夏期講習などの季節講習の費用、夏期合宿や正月特訓、特定の学校別入試対策授業などのオプション費用、模試の費用もかかります。
テキスト代が授業の費用に含まれている塾であっても、辞書や地図帳・地球儀等も買う必要が出てくるでしょう。
雨がふったり、車で送迎できない時には、タクシーを使う事があるかもしれません。
そして、複数校受験するとなると、受験料だけで10万、20万とかかります。
第2志望以下の学校であっても、第1志望の合格発表までに入学金納入期限が来ることがあるので、数十万円第1志望不合格の保険として、払わなければいけなくなります。
私立中に入学した後も、制服をはじめとする学校指定品、学年費、研修旅行、修学旅行費などがかかります。
中高一貫校でそのまま高校に上がったとしても、高校進学時に入学金がまた必要だという事に驚かれる方もいらっしゃいます。
中学受験の世界に足を踏みいれるのであれば、想定の1.5倍くらいの費用がかかる事を覚悟しておくのがいいでしょう。
2.想定よりもお子さんのサポートが大変だと言うことです。
「2月の勝者」の主人公のセリフ「君たちが合格できたのは父親の経済力、そして母親の狂気」という有名なセリフがあります。
さすがに「狂気」は大げさだと思いますが、思っている3倍以上のサポートが必要だという覚悟が必要です。
個人差はありますが、多くの子は小5くらいまでは勉強面も親のサポートがないとなかなかカリキュラムについていくのが大変です。
授業の予習、復習、確認テスト、総合テストや模試のための勉強、各科目の宿題等1週間ごとにスケジュールを立てて、そのスケジュールがうまく回っているか微調整をしながらスケジュールを立てる。
PDCAサイクルを回すのはビジネスと同じです。
そんなこと子供は慣れていないので親が並走する必要があるのですね。
日々の塾用のお弁当
学校のない日は昼と夜の2つのお弁当
塾への送迎
塾からの配布プリントのファイリングの手伝い
塾の保護者会や保護者面談の参加
学校の情報収集
学校説明会への予約と参加
などサポートは多岐に渡ります。
3.おそらく想定されているよりも、中学受験勉強のレベルが高いということです。
東大出身で勉強に自信がある保護者でも、ある程度レベルの高い学校の入試問題では頭を悩ませます。
中学受験の世界へ足を踏み入れるのであれば、子供の受験勉強中心の生活へ切り替える覚悟が必要です。かつては難問とされていた多くの問題も、塾の指導ノウハウの向上によって、今では難問に分類されなくなってきています。
差をつけるために学校も入試問題のレベルを年々上げてきているんですね。
それだけではなく中学入試は思考型の問題を増やしています。
「知っていれば解ける」という問題から、「知っていることを前提にそこから何を課題だと捉えてどう思考して、思考したことをどう表現するか」という問題にシフトされていってるんです。
私は大学受験から中学受験まで指導してきましたが、いちばん難しいのは中学受験の入試問題だと思っています。
これは「あなたの感想ですよね」と言われてしまえばそれまでですが、ある程度塾講師共通の認識でもあるはずです。
中学受験、高校受験、大学受験の中で中学受験だけが学校で習う内容を大きく超えたレベルの問題が出題されるんです。
ある程度レベルの高い私立中入試の内容は、学校の授業の内容をきちんと理解しているレベルでは太刀打ちできません。
ある程度のレベルというの偏差値60とかではないんですよ。
四谷大塚の模試の偏差値で、45から50くらいです。
偏差値45と言うとネガティブなイメージをもたれる方もいると思います。
でも中学受験の世界だとそうですね、偏差値が出やすい首都圏模試であっても偏差値45 は世間一般でイメージされる60以上の感覚です。
うちは偏差値高い学校目指してなくて、いわゆるユル受験ていうんですかね。偏差値50以下の学校で良さそうな学校があれば、そういうところでいいと思ってるんです。
て塾を訪ねて来られる方が多いのですが、いやいやもちろん個人差はありますが、四谷大塚偏差値45とか50と言うのは、もう本格的な受験勉強しないと受かりません。
ユル受験と言うものがあるとしたら、受験者数よりも募集者数の方が多い学校ですね。
逆に言えば倍率1.0を超える学校であればそれなりの覚悟を持って臨む必要があります。
4.想定よりも合格の可能性が低い事です。
第一志望にしたい学校は他の方からも望まれている学校です。
そういう学校は倍率が3倍を超えることが多いです。
東京男女御三家と神奈川御三家は大体3倍、中には10倍を超える学校もあります!!
小3の2月から長い時間と300万円以上を投下したとしても、第1志望に合格できるのは冒頭にお伝えした通り3人に1人なんです。
中学受験は頑張れば合格できる…なんて甘い世界ではないことを覚悟しておきましょう。
5.想定よりも親子共にメンタルに負担がかかるという事です。
中学受験は親子の体力だけではなく、精神力も問われます。
これまでお伝えしてきた4つの真実を踏まえて、それでも中学受験に踏み出しても成績はそう簡単に上がるものではないし、高学年になるにつれて子供は親のいう事を聞かなくなってきます。
こんなにお金をかけている上に、体力の限界まで子供のサポートに尽くしているのに当の本人は呑気というかやる気も今一つ感じられないし、という相談をよく受けます。
子供本人も日々塾のクラスメートとの成績競争に晒されて、傷つくことも少なくありません。
そして家に帰ってきてから、塾で傷ついたやるせなさを親にぶつけるんですね。
親も体力・精神的にいっぱいいっぱいなので、余裕の心で受け止められず、もうそんな事をいうなら塾辞めれば?と言いたくなるのを必死にこらえる。
こらえているところに子供の受験勉強に関心を示さない夫から「もう辞めれば」と簡単に言われてやり場のない気持ちにモヤモヤする…
こういうご家庭多いんです。
これまで頑張ってきたし、我が子への期待もあるし、途中でやめさせるのは塾の保護者の繋がりもあるし…となかなか難しい決断なんですよね。
ということで中学受験をするなら知っておくべき中学受験のネガティブな一面をお伝えしました。
とはいえ中学受験を目指すことで、家族の結束が固まって家族の皆それぞれが生き生きすることにつながっているとか、中学、高校、大学生になってから中学受験の時、親がサポートしてくれたのが本当に有難かった。あの時の経験があるから今の自分がある。という中学受験経験者も大勢います。
一方で、本来必要のない中学受験勉強というハイレベルの勉強をハイレベルな環境でした為に、自分は勉強ができないと思い込んで自己肯定感が下がってしまった子。
受験で全落ちして、地元の公立中に進学して高校受験の塾に入ったものの授業中、宿題の解説を聞いて自分の出してきた答えが誤りだと気づくやいなやその答えを消しゴムで消して、シャーペンで答えを書き込んで赤ペンで〇をするといったような間違え恐怖症になってしまった子などもみてきました。
中学受験に臨むのであれば、中学受験の世界はあくまで「特殊な世界だ」という前提に立っていつでも方向転換できる選択肢がある事を家族で共有しておく事をおすすめします。
中学受験は向き不向きが大きいですからね。
マラソンの選手が短距離のレースで記録を伸ばせなくても、何ら恥じる事はないですよね。
そもそも走る距離の問題ではなくて、世の中には走ること以外に無限の選択肢があるはずです。
2.まとめ
いかがでしたでしょうか?
西村先生の、中学受験をするなら知っておくべき5つの真実
動画を見たついでに、文字起こしをしてみたのですが、ただ動画をぼーっと見ているよりは内容が頭に入ってよかったなと思いました。
私がとても共感した点は、まず1.想定したよりもお金がかかるという点がとても共感できました。
サピックスに入るときにホームページを隅々までチェックして、いくらかかるかというのはチェックしていたのですが、そこにかかれているのは最低限の金額で、算数のベーシックという教材やサピックスオリジナルの国語や算数のノート、理科や社会の特別講座やサピックスオープンなどの有料の模試の費用はホームページの年間にかかる費用には含まれておりません。
なので西村先生のおっしゃっていた通り、想定したよりも1.5倍(私はもっとかかっていると思っています)は覚悟しておいたほうがいいと思います。
6年生になると塾代だけで軽く100万円は超えてきますので、それ+何校受験するのか?第二志望、第三志望の学校に合格をいただいた場合に、保険として入学金を収めておくのか?仮に一校300,000円として、二校だったら600,000円ですよね😱
でも別にそこが第一志望と言うわけではないので、第一志望に受かった場合は、最初に収めておいた保険としての600,000円は返ってきません。
西村先生がおっしゃっているように、第一志望の学校に合格できる子は3人に1人しかいないのです。
年上のお友達で、麻布が第一志望で、併願校が渋幕、市川学園、東邦大東邦だった方がいて麻布が最後の受験日だったため、併願校すべて合格した事もあり、念の為全ての入学金を収めたという方がいてびっくりしました😱
結局、2月1日に受験した麻布に合格し、ご両親の心配と不安はなくなったのですが、1月校を何校受けるのかというのを、よく考えておかないと入学金の払い損だなと思ってしまいました。
1月校も受験者からお金を取りたいので、さすがに2月1日か2日までは待ってくれないので、殆どの学校では受かったらとりあえず入学金を振り込まないといけない感じになってしまっています。
晴れて2月1日校に合格したしたとしても、本命の学校の入学金や諸々のお金をお支払いすると私立だと大体どこも1,000,000円は軽く超えますよね。
さらに麻布クラスだと合格と同時に鉄緑会に入塾される方が多いと思いますので、プラスで塾代もかかってくるので、6年生の時はサピックス1,440,150円+各私立中学の受験料25000〜30000万円、3〜6校くらい受けたとして15万円くらい。保険として払う第二志望以下の学校の入学金一校につき30万円としても6年生の時だけでとんでもない金額が必要になります。
ちなみに我が家は普通の会社員家庭なのに、私立小に通わせているので、その学費もばかになりません。
お金の話ばかりになってしまって申し訳ありませんでした🙏
しかし、どれぐらいかかるのかと言うのを把握しておくというのは大事だと思いました。
今、やっている私のパートはそもそも日数が激少ないので、他のパートも全然掛け持ちで出来るので、車の修理が終わり次第(駅から離れたところに住んでいるので車が必須なんです💦)、午前中だけのパートを増やそうと思います。
多少でも自分のお小遣い的なお金に余裕が出来たら気が楽になるし、午前中だけの仕事なら私もそんなに疲れないかなと思います。
そもそも働くのが全然嫌ではないし、むしろ妊娠前に会社員だった時の方が今よりもずっと気楽だったし仕事が楽しかったのは気のせいではないと思います!
大手町をハイヒール履いてお洒落して闊歩していた時に戻れるものなら戻りたいです✨
お金の話に終始してしまいましたが、自分も働いていれば、こんな事でヤキモキしなくて済むのにね。
太郎が中学生になった時、私が仕事復帰できるように、自分で出来る事は自分でする子に育てる事が大切なんだと思いました。
それ以外の事項に関しましては、いちど走り出してしまった中学受験は、ちょっとやそっとじゃ引き戻せないというのが私の考えです。
親子ともにメンタルに負担がかかろうとそんなのは、やる前からわかっていたことだと思います。
我が家の場合は小学校受験でご縁がなかった学校もあったりして、挫折を経験しておりますので、ちょっとやそっとのことではへこたれない精神を持っているとは自分では思っています。
小学校受験で難関校と言われていた学校も、中学受験では全然偏差値が低いので、現在それらの学校は太郎ですら軒並み合格可能性80%なので、今思うとなんであんな学校にこだわっていたんだろう?という不思議な気持ちです。
複数校を受験して合格をいただけた学校が、ご縁があった学校だと思っておりますので、その中から一番行きたい学校を選べばいいだけのことなのですが…今日、今サピックスオープンが終わって自己採点してみて…なんかもうガッカリ😭倒れそうです😱
今、国語の直しをしていますが、この漢字何回練習した?みたいな事ばかりで怒りが爆発しそうです💥
あまり、怒らないように気をつけます🙏
皆様も良い夜をお過ごしください🙇♀️
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#母親の負担が大きすぎる
#サピックスオープンの算数のレベルが高過ぎ
#サピックスオープン全教科大爆死
#サピックスオープン誰にも見せられない点数
#サピックスオープンテスト直しで親子喧嘩勃発
#子供の集中力がなさすぎて親がイライラする
#気がつくと違うことをしている
#タブレットを取り上げよう
#何もかもやる事のスピードが遅すぎる